【レポート】みんなで走ろうサーキット in 西浦 2015年10月18日(日)
2015年10月18日(日) スパ西浦モーターパーク
最高の天気で、汗だく!? の陽気…
1枠MAX30台のフリー走行枠の状況で、たくさんのライダーが詰め掛ける中、
かっとび系の方からマイペースで走りを楽しむ方、
20代〜50代の方まで幅広いメンバーで、
それぞれが思い思いにスポーツ走行を満喫しました!
限界まで腕試しをしたり、
ライディングを基本からじっくり確かめたり、
そのメンバーの走りの写真・動画撮影と、
レベルに応じたライディングのアドバイスもさせていただきました。
【8:30】
最高の天気過ぎて、10月中旬とは思えないくらい暑い…
ただ、西浦特有の海風が爽やかです。
この日のピットは、ほとんど二輪で埋まっています。。
計測器のセット、ミラーの取り外しなど、
さっそく走行準備に取りかかっていきます。
かっとび系のはらさんの BMW S1000RR 最新モデル、
電子制御のオンパレードで凄いマシンですねぇ〜
トラクションコントロール・セミアクティブサス・オートシフターなどなど、
フル装備です!
今回、西浦初走行のコーシさん、
サーキットのルールを学ぶライセンス講習、受講完了です。
【11:00】
本日1本目、みなさん気合い十分です!
フリー走行とはいえ、なんだかバトルになりそうな予感がします^^
レース仕様車!? が多いですねぇ〜
張り切って行きましょう! (安全運転で^^)
BMW S1000RR はらさん
最新マシンを見事に乗りこなして、ガンガン飛ばしてます!
DUCATI モンスター1200 あまのりさん
免許取って1年とは思えないこの走り!
膝をもう少し開けば擦れますよ^^
DUCATI 749S タッちゃん
2年ぶりの西浦走行。
ライン取りを探りながら、くせのありそうなマシン!? を軽快に操っています!
Kawasaki ninja250R コーシさん
西浦初走行で、ちょっと身体が固いかな!?
あとでライディングフォームのレクチャーをしますよ〜 ^^
HONDA CBR1000RR イチローさん
着実に上達してきているイチローさん。
膝擦りまで、ホントあと少しですよ!
倒し込みの恐怖心も、だいぶ無くなってきていますねぇ〜
とりあえず、一本目お楽しみさまでした。。
予想通り汗だくです^^
【12:00】
お昼休み。。
午後の走行に備えて、ちょっとまったりします^^
海風が気持よくて、
油断するとお昼寝モードの入っちゃいますね〜 イチローさん^^
いいんです! しっかり体力回復してください^^
【14:00】
本日2本目の走行です。
1日の中で、最も暑い時間帯での走行でしたが、
みなさん走りの集中力が半端ないですねぇ〜
はらさん。
右コーナーの苦手意識を克服していきます。
あまのりさん。
モンスターでかなり攻めてます!
ステップが、ガンガン当たってますよ^^
タッちゃん。
マシンのバンク角が深くなってきました〜
次回から、革パンにバンクセンサーを付けましょう!
急遽、午後から参戦の GSX-R1000 テッペイさん。
GSX-R1000を振り回しながら、本日1本目です^^
走行の合間ピットインして、ちょっと休憩しながら…
さあ、また行きますか〜
あまのりさん、後ろからしっかり動画撮影してますよ〜
3コーナー立ち上がり!
おおっーと〜、
ちょっと、赤いマシンにトラブルが…
大丈夫です。
タッちゃん、ちょちょいと直して、この笑顔です^^
【16:00】
本日、3本目のラストです。
イチローさん、コーシさん、少々お待たせしました。。
この時間帯、だいぶ涼しくなって走りやすかったですね。
さあ〜、ラストアタックです。
だいぶ、影が長くなってきました!
イチローさん。
第2ヘアピン進入、クリッピングポイントをしっかり見つめていますね!
コーシさん。
夕暮れの西日に向かって、勢い良く倒し込み!
体重移動のアクションが、意識できるようになってきました〜
テッペイさん。
ストレートでいい開けっぷりです。 全開、全開!
最終手前も、バッチリ決まってます。
走行動画とワンポイントアドバイス
メンバーの生の走りを、動画撮影しました。
ご自分のコース上での走行動画って、なかなか撮影してもらう機会がないですよね〜
そんなメンバーのために、お一人ずつ撮影させていただきました。
ご自分に走りが外からの目線で確認できるので、改善点が一目瞭然なのです。
この動画はスキルアップには欠かせませんので、是非、お役立てくださいね^^
① BMW S1000RR はらさん
ライディングの基本は、十分身についていますよ。
ライディングフォームに関しては、基本形はありますが、しっくりくるかたちでバランスよくうまくコーナーを通過できれば、それがご自身の正解になるのだと考えます。
あくまで私の主観ですが、コーナー前半でフロント荷重を稼ぎたい場合に意図的に上体をイン側低く前に持っていくことも意識しますね。
立ち上がりの時は、上体をイン側に入れマシンをお越し気味にしてフル加速をする方がしっかりトラクションが掛かる状態になると思います。
ラップタイム短縮、1分を切ることを目標にするのであれば、小さな無駄を省いてそれを積み重ねていく必要がありますね。
1周10コーナーで、仮に1コーナーあたり0.3秒縮めれば、1周で約3秒のタイムアップに繋がります。
タイムアップを目標にすると、今後の課題として、
・フルブレーキングの精度
・コーナー進入スピードのアップ(瞬時の倒し込み)
・ラインを外さない安定した走り
・ストレート区間の開けれるところでは、スロットル全開にする
(メインストレート、トンネル下、S字〜ヘアピン間)
あとは、メカ的な一般論として、
・車体ディメンジョンの調整のよる旋回性能のアップ
→フロントフォークの突き出し量を増やす(フロントを下げる)
→リヤの車高を上げる(リヤを上げる)
などありますが、ブレーキングでのリヤリフトアップや、
リヤトラクションの変化などもあるので、バランスを考えて慎重に進める必要がありますね。
ライダーのアクションで1分を切れる要素はあるので、ライディングの精度を高めて目標をクリアして行きましょう!
② DUCATI 749S タッちゃん
体重移動のアクションや、スムーズなコーナー進入、倒し込みができていますね。
膝もしっかり擦れる状態です。
次回はバンクセンサー装着しましょう!
ライン取りに少々バラツキがありますので、意識してみましょう。
コーナー前半はいい感じだけど、クリッピングポイントに付けないケースなど、フロントブレーキのリリースのタイミングで改善できるかもしれません。
そこを改善すれば、コーナー後半の二次旋回もうまくラインに乗せて走ることができるとはずです。
立ち上がりのスロットルオンも、フルバンク状態から強引に開けてしまうと、やはりリヤタイヤのスリップダウンに繋がってしまいます。
マシンを起こしつつ開けていく意識も大事ですね。
あとは、メインストレートで全開にできれば、トップスピードも伸びます。
③-1 DUCATI モンスター1200 あまのりさん
③-2 DUCATI モンスター1200 あまのりさん
1年前に、二輪免許取得されたばかりとは思えない走りです。
走るごとにライン取りが安定してきています。
切り返しでの体重移動も意識してかたちになっています。
モンスターのバンク角いっぱいまで倒し込みができていますので、十分膝擦りできる状態です。
あと、もう少し膝を開けば、まずは膝擦り達成しますよ。
たまにオーバーラン気味になるケースがあるので、ブレーキングを安定させ、リリースのタイミングも意識すれば、理想のラインをトレースできます。
ヤバいと思ったら、目線をイン側に向けるといいかもしれませんね。
④ SUZUKI GSX-R1000 テッペイさん
スポーツライディングの基本は十分できています。
最終コーナー立ち上がりではストットル全開で、ストレートスピードもしっかり出ています。
更なるタイムアップで、詰めれる要素としたら、
・フルブレーキング
・コーナー進入スピード
・ヘアピンなど立ち上がりでしっかり開けれるライン取り
タイヤもかなり使い込んでいる状態なので、苦しい状況だったかと思いますが、これらを改善することで、かなりタイムアップに繋がりますよ。
新品タイヤ、新品ブレーキパッドの投入で、劇的に速くなる予感がします^^
フロントタイヤのグリップを、もっと使えるようになります。
最終のピットロード沿いの複合コーナーも、フロントブレーキのちょい掛け時にあまりマシンを起こさなくても、スピードを乗せたままコーナリングできると思いますよ。
⑤ Kawasaki Ninja250R コーシさん
課題であったリーンウィズからの脱却が少しずつ出来ています。
コーナー手前での体重移動から膝出しが、アクションとして現れています。
ただ、まだ身体が固くハンドルに力が入っているため、マシンはバンクしているけど、曲がらない。
身体をリラックスさせて、セルフステアを阻害しないようにハンドルにはなるべく力を掛けないようにすることが大事ですね。
止まった状態で、再度ライディングフォームの確認をしましょう。
ライン取りも不安定なので、そこも意識することが重要です。
DVDで、しっかりと基礎知識の把握とイメージトレーニングをしておいてくださいね。
⑥ HONDA CBR1000RR イチローさん
前回よりライン取りが一定で、ペースも上がってます。
コーナリングスピードに適したバンク角で、安定した走りです。
あと5cmイン側に腰をズラして、もう5cm膝を開けば、膝擦り達成ですよ!
膝を擦るにはあとそれだけです。
コーナリングスピードもまだまだ上げれますので、それが出来れば自然とバンク角も増えて、自然に膝擦りが出来るレベルになりますね。
スロットルオン(しっかり加速)とブレーキング(フルに止まる)のメリハリをしっかりしていけば、走りがどんどん締まってきます。
フロントタイヤをしっかりグリップさせた一次旋回(ブレーキの引きずり)も、今後できるようになると一気に上達しますね。
画像集はこちら
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参加されたみなさん、お楽しみさまでした!
朝から夕暮れまで、1日があっと言う間でしたね^^
これからも懲りずに、サーキット走行を楽しみながら、ライテクを磨いていきましょう!
メンバーのみなさん、最高のバイクライフを!