サーキット走行で、まず悩むことの一つとして、
【タイヤの空気圧はいくつにしたらいいの?】
です。
結論からいうと、
一般公道での使用を前提としたメーカー指定値
(スイングアームあたりに書いてあるやつ)
は、数値としては高いです。
高過ぎです!
基本的に、サーキット走行をする場合は、メーカー指定値よりも
だいたい、20〜30%減の値に設定します。
なぜならば、
サーキット走行は、一般公道で走行する時よりも、タイヤへの摩擦や負荷が大きいため、
内圧が上昇します。
それにより、走行中の内圧が高くなり過ぎてしまい、
グリップ力の低下に繋がりますから、注意が必要ですね。。
結果、コーナリング時にタイヤのスライドが頻繁に発生し、転倒のリスクが
大きくなってしまいます。
これでは、まともにサーキット走行できないので、
あらかじめ、10%低い値に設定し、サーキット走行に適した空気圧に
しておくことをおすすめしますよ。(プロダクションレース対応タイヤ)
この、サーキット走行に適した空気圧に調整するときは、必ずタイヤが冷えている
状態で行うことが鉄則です。
GSX-R1000 K8 の場合ですが、
メーカー指定値はこのようになっています。
これは、あくまで一般公道を想定した値であり、
サーキットではありえない道路の段差などを考慮した数値ではないでしょうか。
フロント: 2.50 kgf/㎠
リヤ: 2.90 kgf/㎠
これを、サーキットを走行する時は、
フロント: 約2.2 kgf/㎠
リヤ: 約2.5 kgf/㎠
に調整します。
(メーカー指定圧 × 0.9で計算)
厳密には、ライダーそれぞれの好みもありますが、
基本的には、このようなかたちで調整すればOKです。
ただ、少し例外もあります。
それは、
プロダクションレース対応のハイグリップタイヤです。
例えば、コレ
↓↓ (ん〜 ちと古い。なるべく製造年月が新しいものを使いましょう)
DANLOP SPORTMAX GP Unbeaten
これは、一般公道でも使用可ですが、完全にサーキット走行を前提としたタイヤです。
それがゆえに、
タイヤの空気圧も、先ほどの考え方とを少し違ってきます。
計算式? ありません!
完全に、ライダーの好みの値になってきます。
タイヤメーカーの推奨値はありますが、
それに見合った、ライダーのテクニックも要求されます。
(むちゃくちゃグリップします)
DVD講座の撮影車両は、このタイヤを使用しておりますが、
ひとまず、
フロント: 1.8 kgf/㎠
リヤ: 1.8 kgf/㎠
で走行してみました。
タイヤの摩耗具合も、まずまずではないでしょうか。
まるで消しゴムのように、グニュグニュです。
ただ、ラップタイムを詰めようとすると、もう少しグリップ力が…。
コースイン直後はいいけど、走行時間の後半は、特にリヤの滑り出しがはやい。
タイヤ温度と内圧が上がってきている影響ですね〜
乗り方もありますが、
もう少し、空気圧を下げれば、いい感じになるかも…。
サスペンションのセッティングも、影響大!
厳密な1G調整、コース特性に合わせたダンパー調整や車体のディメンジョンの設定…
(このあたりは、追々UPします。。)
タイヤのグリップ力を、最大限に引き出す。
なんて考えていますが、
いや、普通に楽しくサーキット走行するぶんには、十分です!
しかし、それにしても減りがはやい…
スパ西浦サーキット走行、約4時間で終了です…。
でも、このグリップ感は通常のツーリングタイヤでは味わえない感覚ですよ。
それでは、あなたもタイヤの空気圧を要チェック!
2016/1/31
サーキットでのタイヤ空気圧について、まとめてみました!
↓↓↓
http://ameblo.jp/hizasuri-riding/entry-12123325083.html
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